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知識

集合体恐怖症(トライポフォビア)とはどういう症状?

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トライポフォビアとは小さい穴や斑点などが集合しているものや画像を見ると、強い恐怖を感じる
症状のことをいいます。

ふつうの精神疾患とは違うというイメージがあるかもしれませんが、先端恐怖症(先がとがっている
ものが怖い)、高所恐怖症(高いところが怖い)などの特定の場所やものに強い恐怖を感じる人たち
と共通点のある症状なので、特別異常ではありません。

私は人前に立つことに、とても恐怖を感じます。今まではただの緊張しいだと思っていたのですが、
社交不安障害という精神疾患の一種だと知り、病院で薬をもらったり、セミナーに通ったりしました。
最終的に専門家監修のテキストで症状を改善できたので、トライポフォビアも改善の余地はあります。

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは?

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは、小さい穴や斑点などが密集しているものに対して強い
恐怖心や嫌悪感を感じる心理状態のことをいいます。

小さい穴が集合しているものはハスの花托が有名です。普通の人にはそれくらいしかイメージでき
ないので、トライポフォビアでも問題ないと思うかもしれません。でもいちごやペットボトルに大量
についた水滴、石鹸の泡、炭酸飲料水の泡、たこの吸盤、軽石なども小さい穴の集合体なので、
気持ち悪いと感じて、日常生活がまともに送れなくなってしまう人もいます。

トライポフォビアは正式な病気ではありません。ですので、心療内科で治療を受けたりすることが
できませんし、人に相談しても「そうなんだ」と聞き流されて終わってしまいます。でも当事者たち
は毎日さまざまな場面で強い恐怖や気持ち悪さと闘いながら、生活しているのです。

トライポフォビアは人類の進化の軌跡が原因

集合体恐怖症(トライポフォビア)について、調べてみると人類の進化の軌跡が原因と言われています。
これはどういうことなのか、さらに詳しく調べてみました。

自然体には毒を持つ生き物や植物がたくさん生息しています。その多くが毒々しい色の小さい斑点の
模様です。また皮膚病になると小さい斑点が無数にできることがあるし、腐った食べ物に小さい丸い
カビがびっしりできることがあります。

こうした経験から「小さい斑点の集合体=猛毒」という定義ができてしまい、小さい斑点の集合体に
恐怖や気持ち悪さ、嫌悪感を感じてしまうのです。

またトライポフォビアの人と普通の人に対して行った実験では、皮膚病などに感染し斑点ができた
人の写真と、病気とは無関係のレンガに無数にドリルであけた穴などの写真を見せたところ、トライ
ポフォビアは皮膚病とは無関係な写真でも、気持ち悪さを感じていることがわかりました。

トライポフォビアは病気や腐敗、毒は関係ないものにでも条件反射で気持ち悪さを感じてしまうのです。

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは皮膚症状も出てしまう

トライポフォビアの人の中には、小さい穴の集合体の写真を見ただけで、皮膚にかゆみを感じて
しまうことがあります。

実際には皮膚になんのトラブルも起こっていないのに、皮膚病を連想する写真やものを観ただけで
かゆみを感じたり、皮膚の上を小さい虫が這っているようなムズムズした感じになる人もいます。

また痒さを感じて皮膚をかいているうちに、肌荒れを起こしてしまい、実際に皮膚がかゆくなって
しまう場合もあります。

トライポフォビア以外にも知名度の低い恐怖症はたくさんある

トライポフォビアは「自分は異常なんじゃないか」と不安になっている人もいます。
しかし、世の中には当事者にしかわからない恐怖症があります。

有名なのは高所恐怖症ですね。でも「高いところ=危険だから怖い」というのが自然な発想なので、
高いところが平気な人のほうが異常という専門家の意見もあります。他には大きな銅像などが苦手
な巨象恐怖症、ピエロが怖い道化恐怖症、自分がとても醜いと錯覚してしまう醜形恐怖症などがあり
ます。

さらに少数派の恐怖症はトリスカイデカフォビアという「13」恐怖症、SNSに依存し常にチェック
しないと気が済まないSNS恐怖症、幸せになることを怖がる幸せ恐怖症、人の視線が怖くなる視線
恐怖症、閉鎖された空間が怖い閉鎖恐怖症などがあります。

私は人前が怖いし、初対面の人と話をするのも怖いです。恐怖症と名前がついているのは視線恐怖症
くらいだと思いますが、名前がないだけで強い恐怖を感じるものはたくさんあります。
しかし、専門家監修のテキストを参考に少しづつ対策を実践していったら、恐怖は改善していきました。

あなたも集合体恐怖症(トライポフォビア)とは治らないものと思っているかもしれませんが、少し
づつ対策を打っていけば症状は軽くなっていきます。

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは病気への回避能力の表れ

トライポフォビアは人類の進化の軌跡で自然と身に就くものという説が、長い間有力とされてきま
した。しかし、2017年に「病気への回避能力」と発表されました。

小さな穴や斑点は皮膚病やケガなどを連想します。これが度を越えると、恐怖症になってしまいます。
でもそれだけ強い恐怖を感じるということは、それだけ病気への回避能力が高いということです。
ですので、私は病気への回避能力が高いという特徴があると思います。

ひどいあがり症の私も強く人目を気にするということなので、それだけ責任感や真面目ということ
だと思います。でもそれだけ責任感が強くて、生真面目な割には人前に出るための準備や練習を
ほとんどしていませんでした。

人前が怖いから、きちんと向き合うのが怖かったからです。
でも最近は練習や準備を入念にすることにしています。それをするようになってから、人前に対する
恐怖心が減ってきました。ですので、あなたも克服するために努力をしてみましょう。

トライポフォビアを克服するためにできること

まずはトライポフォビアを克服するために、無理に小さい穴の集合体や斑点の集合体を視界に入れる
のはやめましょう。

これはあがり症にもいえることですが、「場数を踏めば治る」というのは根拠がありません。
例えば小さい頃からあがり症という人は今まで何度も人前を経験してきたのに、治っていません。
これと同じで無理をして恐怖を感じるものを視界に入れても、改善しないのです。
それよりも家の中で小さい穴の集合体を捨てて、ネットでも検索しないようにしましょう。

またいちごやひまわり、炭酸飲料なども避けて、恐怖の対象を排除してください。
なめこやタコの吸盤、ゴーヤのブツブツなどが無理な人は似た食材を代用して料理しましょう。

小さい穴や斑点などが密集している日用品も代用品を見つけて

軽石やスポンジなどの小さい穴が集合している日用品も、できるだけ視界に入れないほうがいいです。
そこで小さい穴が密集していない代用品を見つけてください。

軽石は電動の角質トリマーやお風呂で使えるやすりにしたり、スポンジは穴が見えにくいものにしたり
してください。また最近はマイクロファイバーでイソギンチャクのような形状をしているモップもあり
ますが、それに恐怖を感じる人もいるので、マイクロファイバーの布でクリックルワイパーを使うとい
いでしょう。

また泡が怖いという場合は、洗顔料とボディーソープは赤ちゃん用の泡立たないボディーソープにすると、
肌にもやさしく洗えます。ドラッグストアでも買えるので、買うのも困らなくていいですね。

トライポフォビアへのエクスポージャー療法

集合体恐怖症(トライポフォビア)にはエクスポージャー療法が効果が期待できるのではないかと
言われています。

エクスポージャー療法とは、恐怖を感じるものに対してあえて身を投じて慣れさせるという治療法
です。あがり症や社交不安障害、パニック障害などの治療にも採用されています。
しかし私はこの方法を何度も試して、あがり症が悪化しました。

ですので、個人的におすすめできません。それよりもできるだけ恐怖を感じるものを遠ざけて、
あなたのコンディションを整え、ほかのジャンルで自信を付けてからもう一度ショックが少ないもの
からみてみるという方法のほうがいいと思います。

例えば健康状態をよくして肌や体を強くして毒や皮膚病への恐怖心を克服する、皮膚のかゆみの原因
になる化学繊維の服や下着などを身につけない、普段から栄養バランスの整った食事をする、添加物
をできるだけ食べないなどの対策をしましょう。

そうすることで「自分が皮膚病や病気は大丈夫」という安心感を得ることができます。

そもそも克服しなくても生きていける

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは、治療が難しい症状です。
病気ではないので、はっきりとした治療も確立されていません。

でも病気と指定されていない、治療法が確立されていないということは、治す必要がないということ
でもあります。あなたは今までトライポフォビアで、人に迷惑をかけたことがありますか?
ほとんどの人がないと答えると思います。

高所恐怖症の人も人に迷惑をかけるときは、友人に登山に誘われたけど高いところが怖いから断った、
最新のレジャー施設に誘われたけど、高所恐怖症だから行けなかった、くらいです。
トライポフォビアはいちご借りにいけない、軽石が無理だからエステに行けない、くらいだと思います。
日常生活で人に迷惑をかけたり、人生を存したりすることはないので、治す必要はないとおもいます。

怖いものや気持ち悪いと感じるものは、誰でもひとつやふたつもっています。
人間は万能ではないので、怖いものがあるは自然なことです。無理に治す必要はありません。
またトライポフォビアかどうかをチェックできる画像集などもありますが、それを何度も見ている
うちにトライポフォビアになってしまう人もいます。

真剣に対峙しなくても、人生に悪影響はないのでそのまま放置していてもいいと私は思います。

人の毛穴も気持ち悪くなってしまっている場合の対処法

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは、小さい穴や斑点の集合体に、強い恐怖を感じます。
いちごやコーヒーの泡、軽石などです。

でも症状が悪化すると人の毛穴も気持ち悪くなって、見れなくなってしまいます。
中年以上の男性で肌がボロボロになり、毛穴が広がってしまっている人が上司の場合は、上司の顔を
きちんとみて指示を聞くことができなくなってしまうので、困りますよね?

そういう場合は、のどぼとけのあたりを見ましょう。
人はここを見られているだけでも、「目が合っている」と錯覚します。

またトライポフォビアなのに、自分の毛穴がブツブツで自分の顔を見るのも気持ち悪いという場合は、
こまめに保湿して、部屋も加湿してください。毛穴が広がってしまうのは汚れよりも乾燥が主な原因
です。毛穴を引き締めるために過剰にクレンジングなどをしてしまうと、水分が失われ乾燥肌になっ
てしまいます。

またクレンジングをゴシゴシすると余計に毛穴が広がるので、優しくていねいに行ってください。

また呼吸が浅いと肌などの体の末端組織に血液や栄養がきちんと届かないので、乾燥肌になり、
毛穴がブツブツになりやすいです。毎日思い出したときにしっかりと深呼吸をしてください。
忙しかったり、プレッシャーを感じていたりすると呼吸が浅くなってしまい、余計に精神状態が安定
しなくなってしまうので、しっかりと鼻から深呼吸をしましょう。

治したい場合はドット柄から克服していこう

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは治さなくても、誰にも迷惑をかけない症状です。
でもどうしても克服したいという場合は、ドット柄から克服していきましょう。

ドット柄は大きいドットで隙間が大きいものから、小さいドットでびっしりと模様が入っているもの
までさまざまなものがあります。あなたが今の段階で抵抗を感じないドット柄を選び、少しづつドット
が小さく、感覚が狭いものに変えていきましょう。

トライポフォビアを克服するための画像は下に無数の穴が開いていたり、手のひらに無数の穴が開い
ていたりと、合成だと分かっていても普通の人でも不快に感じる画像ばかりです。そうした画像を
無理に観ているのは、精神的によくありません。

できるだけ抽象的で人間や動物、植物とはかけ離れているものから挑戦していってください。

またトライポフォビアの人の中には小さい斑点の集合体を見ると、貧血をおこしてしまったり、
めまいや吐き気、胃の痛み、片頭痛を引き起こしてしまう人もいます。そうした症状を我慢してまで
克服する必要はないので、くれぐれも無理はしないでください。

Q1ブツブツだけではなくシイタケなどのヒダもダメだけど、これもトライポフォビア?

A:ブツブツに恐怖や気持ち悪さを感じる人はトライポフォビアですが、シイタケや洋服のヒダに
恐怖や気持ち悪さを感じる場合も、トライポフォビアの症状といえます。

ヒダの他には、イソギンチャクなどの触手にも強い恐怖を感じる人もいます。
この場合もトライポフォビアです。ただ具体的に治療法はないので、できるだけ視界に入れないよう
にしましょう。

Q2気にしなければいいのにどうしてもトライポフォビアが気になるときは?

A:トライポフォビアは人に迷惑をかける症状でも、人生に支障が出る症状でもありません。
でも本人はとても辛い思いをしています。そういう場合は、誰かに症状のことを話してみましょう。

そうすることで気持ちは、とても楽になります。またネット上で同じトライポフォビアの人と交流を
持って、「自分一人じゃない」と確認をしましょう。

Q3集合体恐怖症(トライポフォビア)でも医者になれますか?

A:トライポフォビアで人生に支障が出ることはほとんどありませんが、医師には向きません。
でも医者になりたい場合は、恐怖症などが特になくてもグロテスクな画像を凝視して、観察しないと
いけない科目があります。

そういう場合は誰でも最初は拒否反応を示しますが、だんだん慣れてきます。
あなたも少しづつ慣れてくると思いますし、医師になればそういうものに触れることは減るので学生
時代の勉強さえ乗り切ればどうにかなります。またそうした画像を使った勉強もずっとやっているわ
けではありません。

また医者になりたいという目標があれば、コンプレックスも乗り越えやすくなります。

Q4蓮コラがだめだからと言ってトライポフォビアとは限らないのですか?

A:トライポフォビアかどうかを確認するための画像集には、小さい女の子の膝にビー玉が埋め込ま
れている合成がしてある画像や、人の舌に蓮の模様が合成してあるものがあります。

これを見て気持ち悪さや怖さを感じたら、トライポフォビアといわれています。
でも普通に考えて、そんな画像を気持ち悪いと思わないほうが異常です。
ですので吐き気、めまい、片頭痛、腹痛などを感じたら、トライポフォビアだと認識しましょう。

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは、本人がとても苦しんでいる症状です。
でも精神疾患や病気ではありません。

また私は集合体恐怖症(トライポフォビア)ではありませんが、小さい斑点が集合しているものや
蓮コラ画像を見ると、とても気持ち悪いと思うし、少しの間目に焼き付いてしまいます。
またひまわりの中央の部分やイソギンチャクもずっと見ていると、気持ち悪いと思うことはあります。

食虫植物の小さい斑点も、湿疹のブツブツも気持ち悪いと感じるので、普通の人とあまり大きな違い
はありません。ですので、そこまで深刻に悩まないでください。ただ医師になりたいとか植物園で
働きたいという場合は、トライポフォビアを克服したほうがいいので専門家監修のテキストを参考に
してみてくださいね。

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