*

あがり症の薬

パキシルがあがり症に効果がある人とない人がいる理由

投稿日:

あがり症で病院を受診すると、薬物療法になることが一般的です。
医師が処方した薬は飲まないといけないし、効果があるだろうと期待してしまいますよね?

でも実際に言われた通り飲んでいる人でも効果を実感できる人と、できない人がいます。
あがり症の症状には個人差があるので、どんな薬が効果があるのかは人によって違います。
私も病院であがり症に効くといわれている薬を処方されたけど、いまいちでした。
そして専門家が監修したテキストを参考にしたら、症状が格段によくなりました。

薬を使った方法をやめて、テキストであがり症を改善した経緯についてお話します。

あがり症を病院で診察してもらう手順

あがり症を病院で診察してもらう場合は、近所にある心療内科を探す必要があります。
心療内科専門の病院なら、通常の受診時間を守って行けば大丈夫です。

ただ総合病院などの場合は、心療内科の先生が外来です。
外来の受診時間を確認して、行きましょう。
また予約制の病院と予約なしでいける病院があるので、病院そのものの制度もチェックしてくださいね。

最初の受診では問診票に記入、30分ほどのカウンセリング、薬の処方という順番になります。
診察代を支払う時に、次の受診時間を決めるのが一般的です。

病院によっては駐車場がない場合もあるので、交通手段も確認しておきましょう。

心療内科であがり症によく処方させるパキシルとは?

心療内科であがり症によく処方される薬の一種に、パキシルがあります。
パキシルは一般名がパロキセテンで、SSRIという抗うつ剤です。

SSRIについて調べてみると、選択的セロトニン再取り込み阻害薬という和名がありました。
セロトニンはリラックスしたり、快楽を感じたときに分泌される脳内物質です。
そのセロトニンが脳神経から別の脳神経へ移るときに、戻ってしまうことがあります。
戻ってしまうとセロトニンが作用しません。この戻ってしまうのを防ぐのがSSRIです。

パキシルはSSRIの中でも2000年に発売されたもので、比較的古い種類です。
効果に切れがあるので、薬をやめたときの離脱症状も強い傾向にあります。

またパキシルは2012年にジェネリック医薬品が発売され、パキシルCR錠も発売されました。
パキシルCR剤はパキシルよりもゆっくり効果が表れるのが特徴で、その分副作用や離脱症状が軽い
傾向にあります。

あがり症以外にもうつ病、不安障害、強迫性障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、月経前気分不快症
(PMDD)、などに処方されます。でもこれだけ幅広い症状に効くということは、効果が強いという
ことです。薬が効きすぎて、精神的に不自然になってしまわないか個人的に心配です。

パキシルのメリットとデメリット

パキシルにはメリットとデメリットがあります。
それを理解してから服用しないと、副作用のストレスが増してしまいます。

パキシルのメリットは効果の切れ味がいいので、相性が良ければはっきりとあがり症の症状が軽く
なることです。またあがり症以外にも、うつ病などにも効果が期待できるから、複数の心身症を
発症している人に向いています。また5㎎錠やCR錠など剤形がたくさんあり、値段も安いです。

そしてデメリットは胃腸障害になる人が多く、性機能障害になる人も多いことです。
またほかのSSRIに比べて、強い眠気、太りやすいというデメリットもあります。
さらに離脱症状が目立つので、薬を絶つときに大変な思いをしやすいです。
効果が期待できても、辞める時に苦労するのは私は嫌なので、薬以外の方法がいいと思います。

パキシルは不安にしか効果が期待できない

パキシルは不安や落ち込みにしか効果を期待できません。
セロトニンを増やす効果に特化しているので、緊張で神経過敏になっている症状には効きません。

またあがり症でもっとも辛い鼓動が早くなって、息切れをしてしまう症状や、声が震えてしまう症状
などへの効果は期待できないのです。これで胃腸障害や不眠、性機能障害などになってしまう可能性
があるのは、効果よりもリスクのほうが大きいと個人的に思いました。

また副作用の中には、気分を高揚させてしまう、不安や焦燥感が急激に強まって自殺衝動を起こして
しまうといった深刻なものもあります。もし人前で気分が高揚して、不自然な言動をしてしまったら、
会社や学校で評判が悪くなり、次に人前に立つときのプレッシャーが増えてしまいます。

副作用の発症率は眠気(約23%)、悪心(約19%)、めまい(約13%)、頭痛(約9%)、肝機能
異常(約8%)、便秘(約8%)となっています。
値段は5㎎(約52円)、10㎎(約9円)、20㎎(約160円)、12.5㎎CR錠(約92円)、25㎎CR錠
(約161円)です。

値段は安いですが、私は副作用の種類の多さと発症率の高さが気になりました。
リスクを考えると、テキストを参考にしたほうがいいと個人的に思います。

パキシルを飲むならパキシルCR剤がいい理由

パキシルを飲むなら、パキシルCR剤のほうがいいです。
パキシルは飲み始めて4~5時間で血中濃度が最大になりますが、ジェネリックは8~10時間だからです。

2倍くらいの時間をかけて薬の成分が吸収されるから、作用している時間が長くなります。
また急激に強い効果が出ると体に負担がかかりますが、ゆっくり作用する場合は胃腸障害などの
飲み始めの副作用が軽くなり、薬をやめたときの離脱症状もやわらぎます。

またパキシルCR剤にはジェネリックが発売されていません。
しかも口コミによると「錠剤が大きいから、飲むのが大変」なのだそうです。
またパキシル錠の10㎎を飲んでいた人がパキシルRC剤に買える場合は、12.5㎎にしないといけません。
効果がゆっくりなので、飲む量を増やさないといけないというデメリットがあります。

なおパキシルRC剤の1日の最大摂取量は、あがり症の場合40㎎です。

パキシルを飲むタイミングは夕食後

パキシルは1日1回飲めば、効果が期待できる薬です。
ほとんどの人が夕食後に薬を飲んでいます。

そして服用しはじめて2週間~1か月くらいで効果を実感できるようになります。
レキソタンなどの抗不安薬のように、即効性は期待できません。
パキシルは飲んでから14時間後に、血中濃度が半減して効果が実感できなくなるといわれています。

薬を継続的に飲むことで、薬の成分が血液中に適切な量、停滞するようになります。
パキシルは3~5日かかりますし、飲んだ薬の量以上に血中濃度があがってしまい、辞めるときは
一気に血中濃度が下がってしまうので、飲み始めと飲み終わりに副作用が出やすいのです。

パキシルの副作用は飲み始めに不安やあせり、自殺衝動などがあり、飲んでいる機関は消化器症状、
中継神経症状、性機能障害などの副作用があり、飲むのをやめる時にめまいや発汗、不眠、震えな
どの症状があります。

飲み始めの症状はとくに若者に発症しやすいので、10代・20代でパキシルを服用するのは危険だな
と個人的に心配になりました。

パキシルで副作用が出たときの対処法

パキシルを飲んでいて副作用が出たときの対処法には、さまざまなものがあります。
でも市販薬を使った対処法は飲む薬の数が増えてしまうので、やめましょう。

例えばパキシルを飲んで眠気が出てきたら、慣れるまで耐えるか、1日1回でいいので飲むタイミング
を寝る前にするか、薬の量を減らすか、別のSSRIにするかしましょう。逆に眠れなくなってしまう
場合は朝に飲んだり、寝室の環境改善をしたり、別のSSRIに変えたりしてみてください。

また太ってしまった場合はセロトニンによる代謝抑制が原因ですので生活習慣を見直す、運動をする、
薬の量を減らす、別のSSRIにするなどの対処をとりましょう。
胃腸障害や頭痛、性機能障害の場合も、慣れるまで我慢する、薬の量を少しづつ減らす、服用を1日
2回にする、別のSSRIに変えるなどの方法があります。

そしてパキシルをやめる場合も、1~2週間づつ3/4、1/2…と減らしていきます。

また妊娠・授乳中の服用は赤ちゃんへの悪影響があるので、禁止されています。
運転に関しては注意が必要というだけで、禁止はされていません。
短距離の運転からはじめてみて、大丈夫そうなら長距離の運転もしてみましょう。
でも私は高速の運転は避けたほうがいいと思います。生活に支障が出てしまうから、薬は面倒ですね。

パキシルはテンションがハイになってしまう

パキシルを飲んだ人の体験談の中には、「てんかんを起こして死にかけた」というものがありました。
調べてみると、てんかんで死ぬことはほとんどないそうですが、死ぬほど苦しい思いをします。

パキシルは飲んでいる人が多い分、副作用の報告も多いです。
下痢で一晩中トイレにうずくまっていたり、テンションがハイになって自分で自分の気持ちがコント
ロールできなくなってしまったりするそうです。

またパキシルを飲んでいるときは、とくに副作用の症状がなかったのに、飲むのをやめたとたん、
とても落ち込みやすくなってしまって、パキシルを再開したいと願っている人の口コミもありました。
パキシルで気分が明るくなって毎日を楽しく過ごせるようになると、辞めてから落ち込みやすい
もともとの繊細な性格がさらに嫌になってしまうことがあります。

パキシル自体に中毒性のある成分はありませんが、精神的に依存しやすい薬でもあります。
切れのある効き目といわれているので、やめるとはっきりと気分が落ち込みやすいのがその理由です。

私は依存してしまうのは、パキシルが作用するのがセロトニンだからだと思います。
セロトニンは三大神経伝達物質といわれていて、それを薬の作用で働きに影響を与えるから、
精神的に不安定になったり、体調不良になったりするのだと考えています。
また他の抗不安薬はSSRIとの飲み合わせも問題ありませんが、副作用のリスクが増えてしまいます。

パキシルの最初の副作用が軽ければ離脱症状も軽い

パキシルはセロトニンの再取り込みを抑える作用が期待できます。
脳内で神経から次の神経へセロトニンを渡す量が減ると、リラックスすることができません。

パキシルを飲み始めてすぐは再取り込みが防がれすぎて、リラックスしすぎることで眠くなったり、
集中力が低下してしまったりします。でも徐々に脳内神経がセロトニンの受け皿を減らし、バランス
よくセロトニンを受け取れるようになります。

この反応が早い人は初期の副作用が軽いです。パキシルが合っていること、脳の神経の対応が早い
ことが理由なので、離脱症状もそこまで重くないと推測できます。
しかし、絶対に離脱症状も軽いとはいえませんし、あがり症の症状に合わせてパキシルの飲む量を
増やしていったあとで薬をやめると、それだけ離脱症状が起こりやすくなります。

始める段階の症状も終わる段階の症状もイメージできないのは、とても不安ですよね?
私はパキシルよりも、不安が少ないテキストを参考にした方法がいいと思います。

パキシルは通勤・通学に支障が出てしまう

パキシルは強い効果と副作用が報告されている薬です。
副作用の中で特に報告が多いのは、吐き気です。

調べてみると、パキシルを服用した人の10%は吐き気に悩まされているそうです。
吐き気が出てしまうと、電車通勤・通学に支障が出てしまいます。

どうして脳内に作用する効果が期待できるセロトニンで吐き気が出てしまうかというと、腸が第二
の脳と言われているからです。脳内物質のセロトニンは、腸内にもあります。
腸内のセロトニンを刺激してしまうことで、吐き気を感じてしまうのです。

人前に出て緊張する日は、ただでさえ電車に乗っていて吐き気が出てしまうことがあります。
薬の副作用でさらに出てしまうのは、とても困りますよね?

Q1パキシルとメイラックスを飲めばあがり症は治りますか?

A:パキシルもメイラックスも、あがり症によく処方される薬です。
しかし、効果には個人差があるので確実に治るかは断言できません。

例えば仕事のプレゼンで緊張しすぎてしまう場合は、薬に頼る前に薬以外の方法をしてみましょう。
プレゼンの資料をすらすら読めるように毎日練習する、プレゼンのときに出てきそうな質問と答え
を事前に用意しておく、毎日発声練習をする、資料の整理を徹底してやるなど…。

こうした対策をとっても緊張してしまうなら、医師に相談してみてください。

Q2スピーチが緊張するけどパキシルを飲めば大丈夫?

A:スピーチなどの短い時間、人前でしゃべることも緊張してしまうのがあがり症です。
私も数秒でも人前で話す機会があると、とても緊張してしまいます。

その場合、パキシルを飲んで緊張を和らげるのもひとつの方法です。
でも薬は副作用が心配だし、効果がどれくらいあるかもわかりません。
それよりも鏡の前で練習をしたり、スピーチのマニュアル本を読んだほうが確実な効果があると
私は思います。詳しくは医師に相談してみてください。

Q3緊張する場面を切り抜けた後もパキシルは飲まないとダメ?

A:緊張する場面が近くなると、精神的に余裕がなくなってイライラしたり、パニックになったり
することは普通の人でもあります。あがり症特有の症状じゃないので、気にする必要はありません。

また緊張する場面がある当日にパキシルを飲まなくても、どうにか切り抜けた場合はそれだけで
自信がついているはずなので、パキシルを飲む量は減らしていったほうがいいですね。
人前での成功体験があがり症治療に、なによりも効果があるといわれています。
詳しくは医師と相談しながら、少しづつ飲む量を減らしていってくださいね。

Q4パキシルが合わなかったらリーゼがいいですか?

A:パキシルはSSRIの中で平均以上の強い効果が期待できます。
ですので、効果が強すぎて合わないこともあります。

そういう場合は効果の穏やかな薬に変更するといいのですが、抗不安薬のリーゼに変更することが
よくあります。医師の判断でそうなっているので、間違いではありません。
しかし、薬を使った治療法そのものが合わない可能性もあります。
詳しいことは医師と相談しながら、薬の種類や飲む量を変えていきましょう。

あがり症に似た症状で悩んでいる場合

あがり症は人前や異性に話すときに緊張してしまい、しどろもどろになったり、汗が止まらなく
なってしまう病気です。

この症状に悩んでいいる人は、日本中にいて多くの人が治療を受けたり、セミナーに通ったりして
います。しかし、あがり症であることは間違いないはずなのに、少し違う症状にも苦しんでいる場
合は、あがり症以外の病気も患っている可能性があります。

例えば人に頼んだことをきちんとしてもらえているか気になって仕方がない、家の鍵をかけたか
気になって何度も戻ってしまう、などの症状がある場合は脅迫性障害です。
他には電車に乗ると事故や事件がおこるのではないかと不安で乗れない、起こられると手足がしび
れて、突っ張ってしまうという場合はパニック障害の可能性があります。

こうした場合は薬物療法と専門家のテキストを参考に対処法を行うといいでしょう。
単純にあがり症だけという場合は、専門家のテキストを参考にした対処法を試して、それでも
ダメな場合は薬物療法という手順がいいと私は思います。

私は今まで心療内科で処方された薬を飲んでいたけど、ぜんぜんあがり症はよくなりませんでした。
もう病院は当てにならないと思い、自分で調べていたら専門家監修のテキストを発見。
そこに書かれている対処法を実践しているうちに、だんだん緊張することが減っていきました。
薬と違って副作用の心配も離脱症状もないので、とても安全な方法だと私は思います!

-あがり症の薬

Copyright© あがり症を克服した方法は薬でもセミナーでもなく , 2018 All Rights Reserved.