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あがり症の薬

あがり症に効果的と言われている森田療法のやり方まとめ

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あがり症に効果的と言われている治療法にはさまざまなものがありますが、なかでも森田療法は有名
です。今回はその森田療法の方法や必要なもの、どんなふうに効果が期待できるのかまで具体的に
まとめてみました。

私も以前あがり症で悩んでいたときに、病院へ通っていた時期があります。森田療法以外の両方で
残念ながら効果はありませんでした。そして口コミを見てみると、森田療法でも効果を得られてい
ない人が多くいます。

期待しすぎるとがっかりする結果になってしまう可能性もあるので、治療法は慎重に決めましょう。

森田療法が効果的と言われている理由

森田療法は、あがり症治療に効果的と言われています。
その理由は、緊張することを自然のまま受け入れるからです。

森田療法は、精神状態を正常な状態へ戻そうとする療法ではありません。
人間の精神状態を自然な状態に戻そうとするものなので、例えば家族がなくなって悲しんでいる状態
が自然、悲しみを我慢している状態は不自然と判断します。精神状態を自然にすることで、感情を抑
えこむことなく、健康的な状態へと導くのです。

あがり症の人は人前で緊張しない人になろうと努力していますが、そもそも人前で緊張しないこと
は不自然であり、緊張することが自然です。ですので緊張している自分を受けいてる態度が大切とい
う療法です。

この方法は内向的で半精神が強く、まじめで責任感が強い人に効果的と言われています。こうした
性格の人はあがり症である自分を許せずにいます。また感受性が強く心配性な人にも、「心配性な
性格を治すのではなく、心配するのは当たり前と受け入れる」ことでストレスを軽減する効果が
期待できます。

森田療法は自分の感情に目を向けることから

森田療法が効果的といわれているのは自分を受け入れ、自分の本当の願望に耳を傾けるからです。
あがり症の人は強く自己否定する傾向にあるので、それをやめることができるといわれています。

緊張しやすい自分、気が小さい自分を受け入れることで自己肯定ができるようになります。
私はよく頑張ってる、私はいい仕事をしていると肯定できれば、自分で自分にかけるプレッシャーも
弱くなり、人前や苦手な場面に挑戦しやすくなります。

また本当は自分が何をしたいのかを具体的に考えることで、理想の自分へと近づくことができます。
あがり症の人は理想の自分を肥大化してしまい、現実の自分を過小評価する傾向にあります。でも
実際は現実の自分もなかなかいいということを知り、現実の自分が本当に従っていることに目を
向けることで、さらに自己肯定ができるようになるのです。

森田療法は入院と通院、2つのスタイルがある

森田療法は入院と通院の2つのスタイルがあります。
通院を選ぶことが一般的ですが、入院で短期集中的に治療しようとする人もいます。

森田療法の通院治療は面接をすることから始まります。面接は直接することが多いですが、メールや
スカイプなどで行うことも多いです。治療は森田療法学会の認定医や精神科医などに限られます。

医師と日記を通じて物事の考え方の癖を修正していく治療法ですが、「こうなければならない」という
とらわれを発見し、それを取り除くことであがり症などの精神症状を改善するといわれています。
あがり症の場合は「人前で堂々としていないといけない」「緊張で赤面しているのはダサい」などの
とらわれをほぐしていくのです。

ただ森田療法は入院が本来の治療スタイルです。
第1期は横になったまま、一定期間を過ごし、疲れたからだと精神を休めます。食事、トイレ、風呂
以外の行動は禁止で、5~10日何もしないで過ごします。第2期は散歩や草花の観察などを行い、
軽作業をして過ごします。この時期から日記と面接をはじめます。

第3期は人と一緒に共同作業を行い、植物の世話や犬の世話、園芸、木工、料理などを行います。
またグループミーティングを行い、第4期は社会生活への復帰の準備をします。一度外界を遮断して、
生活習慣をリセットすることで、今迄のとらわれから解放される効果が期待できるわけです。

森田療法を自力であることのデメリット

森田療法の流れを見ていると、「これなら自分でもできそう」と思うかもしれません。
しかし専門的な知識がある医師がついて行わないと、適切な効果が得られない可能性が高いです。

医師からの指導もないし、グループミーティングもないので自分の考えを吐き出す場がないからです。
また自分の囚われに自分で気が付くのは至難の業ですので、見落としてしまう可能性があります。
ただ通院でも入院でも、治療費が病院によって違うのが難点です。保険は効きますが、料金が統一
されているほかの方法にしておいたほうがいいと私は思います。

自分で取り入れられる森田療法のポイント

森田療法の工程すべてを自分一人でするのは無理ですが、部分的に取り入れることはできます。
例えば日記療法です。

森田療法の日記療法は医師と日記でやりとりをすることで、自分の物事の考え方のくせを把握する
ことができるのですが、これはふつうに日記をつけるだけでも効果が期待できます。また自分の
感情や考え方を肯定するきっかけにもなるので、試してみてください。

森田療法のような効果を得るためには、自己否定的な内容の日記に後から自分で赤ペンで肯定する
言葉を書くことです。その部分を繰り返し読むことで、偏った考え方が解消されていきます。
私もあがり症の改善をすると決めてから日記を付けています。

今まで自分ではあまり気にしているつもりがなかったことに執着していたり、気にしていると思って
いたことがあまり出てこなかったりするので、自分で自分のことをよくわかってなかったのだと知る
ことができました。

誤解されることが多い森田療法の恐怖突入

森田療法には恐怖突入というものがあります。
名前だけ聞くと、「苦手なこと・恐怖を感じていることに挑む」という意味合いを連想します。

しかし、森田療法は人間のあるがままの感情を受け止める療法なので、そんな手荒なことはしません。
恐怖や不安を感じるのは、それだけ切実に自分を変えたいと思っているからなので、恐怖や不安を
感じている自分を受け入れることで、恐怖や不安ときちんと向き合うという意味です。

そのうえでできることを見つけて、とりあえず行動をしていくという姿勢を保つことであがり症など
の慢性的な精神症状を改善することが期待できます。

森田療法の治療率は約70%

森田療法の治療率はとても高く、約70%といわれています。
精神的な症状への効果は個人差があるので、ここまで高いのは珍しいという印象です。

なぜここまで効果があるのかというと、原因追及をしないからというのが一因です。
精神症状の治療には必ずと言っていいほど、「まずは原因を突き止める」という手順があります。
原因がわからない限り、治療法も決められないという考え方なのです。確かに一理あります。

でも例えば物心ついたころには人と話すのが苦手で、人前も苦手だったという人は原因の追究の
しようがありません。またトラウマ体験がいくつかあって、はっきりとあがり症になった時期が
わからないという人もいます。

そういう人は原因がひとつではないので、治療法がどんどん増えてしまいます。しかも原因追及して
いる間にできる対策はあるはずです。森田療法は、「とりあえず出かけてみましょう」という治療法。
まず行動を起こすことで、それに対して自分がどう思ったか、どういう変化があったかを確認します。

森田療法で取り入れられている目的本位と気分本位

森田療法には目的本位と気分本位という言葉が使われます。
目的本位は、小さいことでも目的をもって行動をすること、気分本位は気分に素直になることです。

例えば「本屋に雑誌を買いに行く」という行動も立派な目的本位な行動です。目的を持たずに行動
をするのではなく、「これをする」という目的を持つことで意欲が出てきます。また気分を大切に
して行動をすることで、自己肯定をする感覚を育てることができます。
あがり症の人は自己否定の気持ちが強いので、自己肯定を鍛えるのは大切なことです。

ただ「本屋に雑誌を買いに行きたい」という目的と「今は外に出たくない」という気分が被って
しまったときは目的本位を優先にします。気分に負けて本屋へ行けなかったら失敗で、本屋に行け
たら成功です。

体験談によると「私は今まで目的本位でも気分本位でも行動するのが苦手でした。目的を持つこと
自体少なかったし、自分の気分よりもやらないといけないこと優先で生活してました。でもそのせい
でストレスが強くなって、いつも自分に自信がなかったです。森田療法の真似事のようなことを
ひとりではじめてみたら、だんだん今までよりも自分に素直になれて感情的になれるようになりました」

このように森田療法の根底にある「あるがままの自分を受け入れる」ということが、生活にプラスに
なっている人もいるようです。あるがままというと飾らないで生きるというイメージをする人もいる
かと思いますが、それとは違います。

自分の考えに注目して受け入れ、今やらないといけないこと、やりたいことに集中するのです。
例えば仕事のプレゼンで緊張している自分を受け入れ、資料を正しく読み、聴衆に伝えることに集中
することで、緊張や不安は軽くなります。

森田療法で治療できるといわれている症状

森田療法で治療できるといわれている精神的な症状は、あがり症だけではありません。
不安になりやすい性格やうつ病などにも効果が期待できます。

例えばあがり症の人が病院で診断されることが多い社交不安障害(SAD)も治療対象に入っています。
SADは人前でひどく緊張したり、人とコミュニケーションがとれなかったりして悩んでいる人のこと
です。またパニック障害、広場恐怖などでは突然動悸が激しくなったり、息苦しくなったりする症状
のことをいいます。

全般性不安障害という日常的に起こるさまざまなことが心配になり、ふつうに生活をするだけなのに
常に緊張してしまってリラックスできない状態も大賞です。強迫性障害というさまざまなものや不潔に
感じられてしまう症状、身体表現性障害というストレスが原因で身体的な症状が次々現れてしまう症状、
軽度のうつ病なども森田療法の対象となっています。

これらの病気にも効果が期待できるのは、「こういう場合はこうあるべき」という妄信的なとらわれ
が原因で起こる症状だからです。自分で自分に過度にプレッシャーをかけてしまう状態を改善する効果が
期待できます。

森田療法以外のあがり症改善方法

あがり症を改善する心理療法は森田療法以外にもあります。
例えば、内観療法などが有名です。

内観療法はトイレ、食事、風呂以外は一人で過ごし、父、母、兄弟、親族、恩師、友人などのことを
具体的に連想していく治療法です。自分の周りの人の特徴を具体的に思い出し、把握することで自分
自身のことも冷静に考え直すことができるという療法です。

体験談には「母親と不仲だったが、内観療法をやって、母親のありがたみを思い出し不仲が解消した」
と書かれていました。自分の思い込みでゆがめてしまっている人間関係を一度整理することで、あな
た自身の精神状態も整理されるのです。

クライエント中心主義という療法も、森田療法と似ています。

もともと人間には問題を解決する能力が備わっているので、自分で話をすることで問題点を発掘し、
自力で解決できるという考え方が基になっています。人は自分の悩みを100%包み隠さず話している
と思っていても、実際は50%くらいしか出せていません。さらに価値観の違いなどで10%くらいし
か相談者には内容が伝わっていないのです。

セルフカウンセリングすることで、悩みと向き合い、治療していきます。

また行動療法という方法もあります。これは苦手な行動を少しづつやっていくことでコンプレックス
を解消していくという方法です。高いところが苦手な人や少し高いところから始めて、慣れたらもっ
と高いところに上ってみるという治療法です。これは子供でも自分でやっていることが多いですね。

森田療法の考え方を知る方法

森田療法については病院で医師の指導の元、行う必要があります。
しかし、森田療法の考えからは本で読むことができます。

病院へ行って治療を受ける前に森田療法の考案者である森田正馬さんの書籍『生の欲望』という本
を読んでみてください。あなたが本当にしたいこと、どう生きるべきかを考えるヒントになります。

Q1森田療法は内観療法をしないけどあがり症を治せるの?

A:内観療法のように自分自身を見つけなおしてからじゃないとあがり症などの症状を改善すること
はできないですが、森田朗報は日記指導で、自分を見つけることを行います。

やり方が違うだけできちんと自分の気持ちや過去と向き合ってから治療を行うので、問題ありません。
ただ入院をすると何もしないで寝ていないといけない期間があるので、とても辛いと思います。
その状態から限られた行動だけを許可されるようになるので、必死にその行動をするようになる結果、
目の前のことに集中できるようになるということだと私は解釈しています。

詳しいことは医師に相談して、治療を受けるかどうか決めましょう。

Q2森田療法のやり方で不眠症を改善できますか?

A:森田療法は自分の気分に素直になる治療法なので、眠りたくなったときに眠りやすい体質になる
ことは期待できます。しかし、不眠改善のやり方には含まれていないので、効果には個人差があり
ます。詳しいことは医師に相談をしてみましょう。

ただ緊張する場面が迫っているときに、眠れなくなることが減る効果は期待できます。

Q3森田療法を自分でやるやり方はありますか?

A:全工程を自分でやることはできませんが、休日はできるだけ何もしないで過ごしてリセットし、
目の前の事に集中し、自分の生の願望に耳を傾けるといいと思います。

後は日記をつけることですね。自分の考え方の偏りを把握するために必要です。
自分の考え方の偏りを把握できたら、次は目的をもって行動をする習慣をつけ、自己肯定をする
時間を持つなどの方法も有効です。ただ森田療法以外にもあがり症に効果が期待できる治療法や
対策はあります。例えば専門家監修のテキストです。

私はこのテキストで具体的に何をすればあがり症が改善するのかを知れて、実際に効果もありました。

Q4森田療法をするときのコツを教えてください

A:日記に医師からもらったアドバイスを何度も繰り返し読むことです。
あなたの精神的に偏った部分に対しての直接的なアドバイスですので、効果が期待できます。

他には自分の考えやモノの見方などを普段から意識して、考えることです。
また「こういう場合はこうするべき」というとらわれを、発見したら少しづつほぐしていきましょう。
とらわれが多ければ多いほど、自分へのプレッシャーが増えてしまい、緊張しやすくなってしまい
ます。ですので、とらわれを少しづつ解消していき、自分へのプレッシャーをほどいていきましょう。

森田療法は引きこもりにも効果が期待できるといわれています。しかし、「とりあえず行動して
みよう」という姿勢の治療法なので、具体的な行動へのアドバイスはありません。私が読んで効果が
あったテキストは、具体的にどう行動すべきかが書かれていて、迷うことなく成長できました。
心理療法よりも試しやすいですよ。

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