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森田療法

不安障害の病院で治療を受ける以外の治し方

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人目が気になったり、不安なことがあって眠れなくなったりということは誰にでもあることですが、
この状態がずっと続いたり、近所に買い物に行くだけなのに緊張してしまうよう場合は、不安障害
という病気になっている可能性があります。

不安障害は昔、神経症、不安神経症などと呼ばれてきましたが、今はパニック障害とも呼ばれてい
ます。不安障害は正式には社交不安障害(SAD)といい、広場恐怖などの症状と併発しやすく、ほか
の精神疾患と区別にしくい症状でもあります。

でもどんな精神疾患でも、コツコツ対策を打っていれば少しづつ症状はよくなります。肝心なのは
その方法ですが、残念ながら病院で治療を受けても効果を得られなかったという人は多いです。
私もひどいあがり症で人前に出ないといけない日に会社を休みことが多かったのですが、専門家監修
のテキストを読んで、対策を打っているうちに症状が落ち着いてきましたよ。

不安障害とパニック障害の違い

不安障害とパニック障害には、明確な違いはありません。
症状が被っていたり、似た症状が多かったりするので医師でも診断し間違えることがあります。

しかし、診断し間違えても、主な治療方法や対策は同じなのでとくに問題がないと私は思います。
調べてみるとどちらの病気も思春期に発症することが多く、最近では30代以降の発症例も増えています。
発症しやすいのは神経質でこだわりが強い性格の人、「人から認められたい」という願望が強い人
などです。

具体的な症状としてはなんの前触れもなく、突然動悸や息切れ、脱力感、めまい、発汗、手足の震え
などの症状を引き起こしてしまいます。原因がわからないだけに本人は「死んでしまうのではないか?」
という不安にかられますが、症状自体は5分くらい、長くても20分くらいで終わります。

一度こうした症状がおこると、「次、もし急にまた発作が起きたらどうしよう」と不安になります。
その結果、ひとりで外出できなくなり、人ごみ、バス、電車、飛行機、美容院などを避けるように
なります。また「もしまた発作が起こったら…」という予期不安にかられて、不眠症になったり、
頭痛がおこったりしてしまいます。

不安障害になるのは心身相関という人間の特徴があるから

社交不安障害(SAD)は、心身相関という人間の特徴が原因です。
人は精神状態と体の状態がリンクしているので、精神の不調や動揺がそのまま体の異変となります。

例えば、動揺しているときに心臓の鼓動がはやくなって発汗してしまう、緊張しているときに体温が
あがって顔が赤くなってしまうなどの症状も心身相関ですね。こうした症状は心臓の心拍数が増える
ことで活性化する自律神経の交感神経の影響です。

交感神経は興奮しているときや緊張しているときに、活性化します。そして、この交感神経は頭部と
手足の働きを集中的に活性化する傾向があるので、赤面、発汗、頭痛、肩こり、めまい、手足の震え、
しびれなどの症状を引き起こします。

社交不安障害の人は人前や電話、人目があるところで字を書く、人目があるところで食事をする、
人と1対1になるのが怖い、人目があるところでお腹がなるのが怖い、公衆トイレが使えないなどの
症状があります。

こうした症状が場面場面で現れるのを局面型、自宅から一歩外に出るとずっと緊張状態や不安な
状態が続いているのを全般型といいます。社交不安障害は自然完治しないといわれているので、
局面型を放置していると、全般型になってしまいます。

社会問題になっている引きこもりの多くの人たちは、社交不安障害の全般型といわれていて、本人
にもどうしようもなくなってしまっているのです。また病院で治療を受けても、思うような結果を
得られないという人がほとんどです。

病院で治療を受けても結果がいまいちな理由

社交不安障害(SAD)は病院で治療を受けても、結果がいまいちといわれています。
その理由は精神面に作用が期待できる薬の効果には、個人差があるからです。

社交不安障害にはSSRIというセロトニン再取り込み阻害薬、抗不安薬、βブロッカーが主に処方され
ます。セロトニンとは脳内で幸せを感じたときに分泌される伝達物質で、抗不安薬は不安や緊張を
抑えるといわれています。βブロッカーは、心拍数を抑える働きが期待できる薬です。

不安にならなくなることはできない

社交不安障害の人は「不安になりたくない」「緊張したくない」と思っているはずです。
しかし、不安や緊張は人間の基本的な機能で、本能的なものなのでなくすことはできません。

もし不安を感じなくなったら、危険なところにも注意をしないで行ってしまったり、危険な行動を
平気でしてしまい、けがをしてしまいます。緊張しなかったら集中力が低下して、仕事や家事、育児
などの効率が落ちてしまいます。また自分の行動に、責任感も持てなくなるのです。

ですので不安や緊張の度合いを下げる方法を、考えましょう。なくすことはハードルが高いけど、
度合いを落とすだけなら方法はたくさんあります。
不安で心配でどうしていいかわからなくなる、来週のプレゼンが不安で目の前のことができない、
気分の落ち込みがひどく起き上がれないなどの症状が出てしまったら、対策を打ちましょう!

親しい人に悩みを打ち明けることが第一歩

社交不安障害の人は親しい人にでも、悩みを打ち明けない傾向にあります。
私はひどいあがり症でしたが、家族には一度も話したことがありません。

「こんなことで悩んでいるなんて恥ずかしい」「おかしい人だと思われる」と、思っているのです。
でもあなたの両親や兄弟など、信頼できる人に一人でもいいので、話をしてみてください。理解者
が一人でもできれば、それだけで気持ちが軽くなります。

また社交不安障害を改善するためには、こんな方法が効果が期待できます。

まずは悩みについて話すことですね。家族や学校の友達、会社の同僚に話せれば一番いいのですが、
できない場合はグループ治療に参加してみましょう。同じ社交不安障害の人同士で輪になって、
お互いの悩みを告白し合います。

またリラックスできる方法を見つけてみましょう。リラックス効果が期待できるラベンダーのアロマ
キャンドルを焚く、カモミールティーを飲む、ストレッチをする、マッサージをする、歌を歌う、
音楽を聴く、ジョギングをするなど気分転換になる方法を見つけてみましょう。

そして、一番大切なことは現実的な問題と向き合うことです。繊細で不安に弱い社交不安障害の人
にはとても辛いことだと思いますが、あなたに直面している問題から逃げると、それだけで不安は
強くなってしまいます。

私の場合はプレゼンが来月あると、1週間くらい前になるまで資料を作りませんでした。でもその
1週間前になるまでの間、毎日不安になっていました。さっさと資料を作って、少しづつ練習を積む
ようになってからは、以前ほど不安が強くならなくなりましたよ。

薬物療法以外の社交不安障害の治療法

社交不安障害の病院での治療法は、薬物療法以外にもあります。
社交不安障害やあがり症治療の第一人者の森田先生が考案した治療法などです。

森田先生の治療法は森田療法といい、緊張や不安が強い自分をまず受け入れるのが第一段階になり
ます。社交不安障害の人は不安が強く、小さいことにもすぐに動揺してしまう自分を受け入れられ
なかったり、強く否定してしまう人が多いです。しかし、これをしてしまうと自己否定が強くなり、
自己評価が下がってしまいます。

自己評価が下がると自信がなくなり、不安や緊張が強くなるのでよくありません。自分は緊張して
しまうし不安になるから、と受け入れることでいろいろな対策が打てるようになるのです。

また認知行動療法という治療法もあります。物事の考え方の偏りを改善し、不安になりやすい思考
回路を修正していく治療法です。このような治療法は薬物療法よりは効果が期待できますが、通院
する必要がありますし、毎日はできません。

私が読んで効果があった専門家監修のテキストは、毎日自宅で読んで対策を実践できるから、こちら
のほうが手軽でいいと私は思います。

ライフスタイルを変えて物事の考え方を修正しよう

社交不安障害の人は、精神的に不安定になりやすい生活習慣をしている人が多いです。
ライフスタイルを改善するためには、無理なくできることからはじめるといいですよ。

例えば、不安障害の人は眠れないからと夜更かしをする人が多いです。眠れないときはヒーリング
音楽などを聴いて、スマホのタイマーを設定して寝落ちしても大丈夫にしておきましょう。また
本を読むと眠くなる人が多いので、明るい話の本を読んでみてください。

また食事を栄養バランスのとれたものにしてください。不安や緊張をしているときは、直接生命維持
に関係ない消化器官の働きが弱くなります。ですので、生野菜や生果物などの酵素が多く含まれてい
るので、消化器官の働きを助ける効果が期待できます。

下痢や便秘になるとストレスが強くなるので、余計に不安や緊張に弱くなります。腸内環境は不安に
密接に関係しているので、できるだけ調子がいいな状態をキープしてください。またストレスをため
こまないように、ストレス発散方法をたくさん持っておきましょう。

嫌なことを紙に書いてビリビリに破いてゴミ箱に投げつける、タオルで顔を覆って大きな声を出す、
好きなアイドルのライブに行く、興味があるスポーツに挑戦するなど。また運動が嫌いな人でも
1日5分でもいいので、体を動かす習慣を持ちましょう。体を動かすことで、適度に疲れて自律神経の
副交感神経が活性化します。

副交感神経はリラックスしたときに活性化するもので、眠気や落ち着きなどを誘発します。

社交不安障害になりやすい人の特徴

社交不安障害になりやすい人の特徴を知っておけば、それを取り除くだけで症状は軽くなっていきます。
あなたの特徴に当てはめて、取り除けるものは取り除いていきましょう。

まず女性は男性の2倍、社交不安障害になりやすいといわれています。時代も先進国も発展途上国も
変わらない傾向があります。女性は男性よりも一度にいろいろなことを考えられる脳のしくみをして
いるので、目の前のことに集中していても大きな不安要素が頭から離れないのです。

35歳以下の人は高齢者よりも、社交不安障害になりやすいといわれています。人生経験が未熟で不安
要素が多いことが原因と思われます。他にはオピオイドという薬物を使用している、ギャンブル、
ネットに依存している、精神疾患を発症しているなどの特徴がある人は社交不安障害になりやすいです。

性別、年齢などはどうすることもできないので、ギャンブル、ネット依存に当てはまる人は改善して
いきましょう。改善方法としては新しい趣味を作ると効果的といわれています。またギャンブルや
ネット以外の少しでも興味があることにどんどん挑戦すると、視野が広がりますよ。

また同性愛者、慢性的な病気、体調不良、身体的な障害などを抱えている人も社交不安障害になり
やすいといわれています。

不安を増やすといわれている嗜好品はひかえて

趣向品の中には、不安を増やすといわれているというものもあります。
普段何気なく口にしてしまいがちですが、無理のない範囲で減らしてください。

不安を増幅させる嗜好品には、中枢刺激薬が代表的です。覚せい剤のことで、コカインも含まれます。
一般的に手に入るものではないので、心配する必要はありませんが、はやり健康によくありません。

またほとんどの処方薬や市販のダイエット商品も、不安を増やしてしまいます。これを知らずに摂取
している人が多いので気を付けましょう。またコーヒーなどのカフェインも脳の働きを活性化するの
で、不安が増えてしまいます。ただ脳の働きを活性化するということは、集中力や判断力もあげると
いうことなので、適度にとるとプラスに働きます。

またアルコールも不安を増やしてしまいますが、血行を良くしたり、明るい気分にする効果も期待
できるので、明るい気分のときに適量を飲むとむしろ健康にいいですよ。

SNSが救いになっている社交不安障害の人も多い

SNSが救いになっている社交不安障害の人も多くいます。
パニック障害の人が同じ症状の人と交流を持つことで、グループ治療をネット上でしているのです。

一人でも多くの自分と同じ症状で苦しんでいる人がいると知ることで、気持ちは軽くなります。
一人で抱え込んでいると、いい解決策は出てこないし、前向きな答えも出ません。人と悩みを共有
することで、いい方向へと進んでいけるのです。

考え方を変えることで不安は軽くなる

社交不安障害の人は、物事の考え方が偏っているといわれています。
ですので、考え方を変えることで不安は軽くなっていきます。

でも物事の考え方を変えるのは、とても大変というイメージがありますよね?
調べてみると、ちょっとしたコツでできることがわかりました。そのコツとは、いい面と悪い面の
両方を観る癖をつけることです。

例えば人前で緊張しすぎてどもってしまい、それを笑われたとします。社交不安障害じゃなくても
最悪な失敗ですが、「笑われて、バカにされて最悪」と思ったときに「でもかわいいと思ってくれた
人もいるかもしれない」など、淡い期待を持ちましょう。「もしかしたら、今のは魅力的だったかも
しえない」と考えることで、気持ちがぐっと軽くなりますよ。

Q1家族の社交不安障害の治し方は?

A:家族に社交不安障害がいる場合は、まず理解をしてあげましょう。
そしてリラックスできるように生活習慣の改善を行い、少しづつ不安や緊張に慣れさせましょう。

不安や緊張も練習をすることで、少しづつ慣れていきます。外見を磨く、人前に出る練習をする、
いいイメージを持つなどの対策をすることが、効果的な治し方といわれています。

Q2全般型の社交不安障害の治し方はありますか?

A:全般型は自宅以外のすべての場所で緊張や不安を感じてしまうので、治し方は時間がかかるもの
ばかりです。自分磨きをして、少しづつ自信を付けていくしかありません。

また不安や緊張は誰でも感じるものなので、不安になること自体は悪いことではないと理解しましょう。
不安になりやすい性格を受け入れることが、効果的な治し方です。

Q3いろいろな治し方を実践したけど効果がなかった場合は?

A:ネットや本屋で売っているマニュアルなどでは、効果が期待できないことが多いです。
ですので専門家監修のテキストを購入して、そこにのっている治し方を実践してみてください。

私はその治し方で、ひどいあがり症だったのを改善できました。今では人前に出ることに抵抗を
感じないので、仕事やプレイベートでの楽しみが増えました。

Q4社交不安障害の治し方として定期的に有休をとるのは間違いですか?

A:休みをとるのは大切なことですが、不安を感じることから逃げてしまうと不安をさらに増やすこと
になってしまいます。ですので、有休をとるなら不安を感じる仕事が終わってからにしましょう。

私は人前に出るのが苦手だったので、人前に出る日はいつも仕事を休んでいました。でも罪悪感で
休んだ1日中、リラックスできなかったし、翌日はとても出勤しにくなったです。ストレスを増幅
させることになるので、タイミングには気を付けましょう。

私はテキストを読んでから、強い緊張が逃げ出したくなるほどの不安に襲われる機会が減りました。
そのおかげで毎日の生活での楽しみが増えたので、あなたもテキストを試してみてください。
治し方にはさまざまなものがあり、病院での治療や薬が効果がある人もいます。
でも薬は依存症になる可能性があるので、できるだけ使わないようにしてください。

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