*

あがり症対策

緊張を抑える薬を飲んでもあがり症は治らない?

投稿日:

あがり症の人は「緊張しなくなる薬でも飲んで、平常心で人前に立てたらいいのに」と思うことが
あると思います。以前、ひどいあがり症だったころの私はいつも思っていました。

それを実現するべく、心療内科を受診して薬を処方してもらったのですが、期待したような効果は
えられませんでした。きちんと先生に診察してもらって私に合わせて処方してもらった薬なのに、
ぜんぜん効かなくて、とてもがっかりしました。

その後、セミナーに通ったり、マニュアルを読んだりもしましたが、緊張は変わらず。
でも最近専門家監修のテキストを読んで、その対策を実践していたら少しづつ改善してきました。
薬で一発で治せるということは、まずないと私は思います。コツコツ撃退していきましょう。

あがり症の人は人前や異性の前が苦手

あがり症の人は人前や異性の前がとても苦手です。
普通の人でも苦手な人はいますが、何も話せなくなってしまったり、体が硬直してしまったりします。

あがり症について調べてみると、頭に血が乗牡tt絵平常心でいられなくなる状態のことをいうそうです。
確かに緊張しているときは、血液や頭と手足に集中します。これは昔狩りをしていた時代に獣などと
退治して命の危険を感じた時に、すぐに逃げられるように備わった機能です。

頭に血液を集中させて判断力、注意力、決断力を高め、手足に血液を集中させていつもよりも早く
走れるようにスタンバイしているのです。この緊張状態を緩和するためには、「命に危険がない」と
脳に理解させる必要があります。

でもあなたが緊張して余裕がなくなっている状態では、脳にそれを理解させることは無理なので、
まずは落ち着きましょう。そのために効果が期待できるのがSSRIという薬です。

薬で緊張を抑えられるメカニズム

緊張という精神的な症状を薬で抑えられることに、違和感を感じている人もいると思います。
緊張を抑える薬は、緊張は脳の働きから来るものなので、その働きを抑える成分を配合しています。

例えばSSRIという薬は、脳内神経間でやりとりされるセロトニンの再取り込みを阻害する効果が期待
できます。セロトニンはリラックスしたり、快楽を感じたときに分泌される物質です。
セロトニンは脳内神経間を移動できなかった場合、前の神経に戻ってしまうのでそれを阻害するとい
われている薬です。

SSRIにはパキシル、デプロメール、ルボックス、ジェイゾロフトなどの種類があります。

長期的に継続して飲むことができますが即効性はなく、効果もいまいちという口コミが多いです。
また吐き気、めまい、頭痛などの頭に関する副作用の報告が多いので、私は飲まないほうがいいと
思います。

抗不安薬は依存症になる可能性がある

緊張を抑える薬には、SSRIのほかに抗不安薬があります。
緊張が不安を緩和する効果が期待できるのですが、依存症になっている人が一定数います。

その理由は、即効性があるから。
抗不安薬はベンゾジアゼピン系が主に処方されていて、デパス、ソラナックス、コンスタン、
ワイパックス、レキソタン、メイラックス、レスタスなどの種類がありますが、どれも即効性
があります。

「人前に出る30分くらい前に飲んだら、スーッと緊張が引いて自分でもびっくりするくらいに自然体
でスラスラ話せる」「別人になったみたいに緊張しないで、すごく落ち着いてプレゼンができた」
など、驚くほどの効果を実感している人が何人かいました。

このまでの効果を時間できるという口コミを読むと、「絶対、飲みたい!」と思うかもしれません。
でも即効性があるということは「なんの努力もしないで緊張しなくなる」ということです。「薬さえ
飲めば人前でも緊張しない」ということは「薬を飲まないと緊張する」ということなので、どんどん
抗不安薬に依存してしまうのです。

その結果、医師からいわれている摂取量をオーバーして飲んだり、常に胸ポケットに入れていないと
不安になってしまったりします。

この状態は健全ではないし、こういう感じであがり症が改善しても、うれしくはないですよね?
健全な形であがり症を改善するためには、薬に頼らない方法が一番だと私は思います。

また抗不安薬に含まれている感情をコントロールしている部分に作用して、緊張や興奮を抑える
GABAという成分は食品に配合されて販売されています。GABAチョコレートやGABAウエハースなど
があるので、そうしたお菓子から取り入れてみましょう。

効果がないという口コミが多いβブロッカー

緊張を抑える薬として心療内科で主に処方される薬には、もう一種類あります。
それはβブロッカーという薬です。

βブロッカーは心拍数を抑えるので、緊張しているときのドキドキが抑えられます。
心拍数が抑えられれば呼吸が浅くなったり、発汗したり、赤面したりする症状も抑えられることが
期待できます。でも口コミを見てみると、「胃が痛くなっただけ」とか「飲んでも飲まなくても一緒」
という人がいて、期待できない薬なのかなという印象を受けました。

緊張を抑える薬には市販のものもある

緊張を抑える薬には市販のものもあります。
しかし、市販薬は成分が生薬という商品がほとんどです。

生薬にも緊張を抑える効果が期待できるものは、たくさんあります。
例えばイララックは鎮静作用が期待できるトケイソウ科の全草、カノコソウエキス、チョウトウ
コウエキスなどが配合されています。

精神の高ぶりを鎮静することで、不安や緊張、イライラを改善するといわれている薬です。
でも口コミを見てみると「人前に出る前のイライラにしか利かない」と書かれていました。

他には、食物由来の生薬成分を使った緊張や不安を抑えるといわれているアガラン錠、アルツハイマー
の特徴である攻撃性が緩和されるといわれているアロパノール内服薬、生薬による鎮静作用の効果が
期待できるパンセダン、14種類の生薬を配合し緊張やストレスに作用するといわれているロート加味帰
脾湯錠などの市販薬があります。

こうした生薬成分の市販薬は、病院で処方される西洋薬に比べて効果が出るまでに時間がかかります。
飲み始めて1~3か月後にじわじわ効果が出てくるのです。

私は専門家監修のテキストを元に対策をやってあがり症を改善しましたが、その効果も1~3か月
くらいかけてじわじわ治っていきました。生薬の場合はずっと飲み続けて成分を体内に停滞させ
ないといけません。でも対策なら何度か意識的にやれば、あとは習慣になっていきます。

緊張で二次症状がある場合の処方薬

緊張があまりにも強いと、頭痛や肩コリ、胃痛、筋肉痛などの二次症状が出てしまいます。
ほとんどの場合は翌日に治ったり、たまに市販薬を飲めば平気になります。

しかし、体験談を読んでいると「緊張で胃が痛くなりすぎて、病院で胃薬をもう10年以上もらってる」
と書かれていました。こうした緊張の二次症状で処方薬をもらっている人も一定数います。

例えば緊張による頭痛で、非ステロイド性消炎鎮痛薬が処方されます。飲み薬で精神的ストレスが
原因の頭痛によく処方されます。飲み方の特徴として効果が強いので1週間に3日以上は飲まない、
という注意点があります。

また緊張で手足に血液が集中すると、震えてしまったり、筋肉が硬直してしまったりして、筋肉痛
になることがあります。この場合は筋しかん薬が処方されます。筋肉の硬直をほぐす効果が期待でき
るのですが、筋肉の硬直はストレッチやマッサージでもほぐせるといわれています。
肩コリや首コリをほぐすことで頭痛も改善しやすくなるので、病院よりもマッサージ店へ行きましょう。

緊張を抑える薬以外の治療法

緊張を抑える薬や緊張による二次症状改善に効果が期待できる薬以外にも、病院でしてもらえる
治療法はあります。例えば認知行動療法です。

行動認知療法とは物事を必要以上に悪く考えてしまう癖を臨床心理士と一緒に改善し、考え方の偏り
を治していくという治療法です。森田療法という昔からある心理療法も、一度社会や生活習慣を絶ち、
ベットで寝たきりの生活を数日間送り、すべての行動の癖をリセットすることで、物事の考え方も
リセットするという治療法です。

ただどちらもなかなか効果が出ないし、森田療法は入院が必要なので、日常生活に支障が出てしまい
ます。また心理療法に関する知識がある医師が外来だと、受診するスケジュールを合わせるのが大変
になってしまいます。

通院の必要もないし、入院の必要もない、専門家監修のテキストのほうがいいと個人的に思います。

SSRIは性格まで治せる?

セロトニンの再取り込みを、阻害する効果が期待できるといわれていますがそれだけではなく
性格まで治せるといわれているのです。

これは緊張や不安に弱い人は脳内のセロトニンの量が少ないといわれていることに関係しています。
セロトニンの再取り込みが阻害されれば、セロトニンの量が増えて不安や緊張に強い性格になれる
といわれているのです。

でもSSRIを飲んで、薬の成分が体内に停滞している間しかこの効果は続かないので、もし本当に
SSRIで性格が治せても一生飲み続けないといけなくなります。だったら食べ物でセロトニンの材料
になる成分をとった方がいいと思います。

セロトニンの材料になるトリプトファンは肉類、魚、大豆食品に多く含まれています。
とくに豆乳には美肌、抜け毛予防効果、生理が軽くなる、ダイエット効果、貧血予防などの効果が
期待できます。

あがり症の人は普通の人よりも強いストレスに毎日襲われているので、そのストレスで肌がボロボロ
になったり、薄毛になったり、生理が重くなったりしてしまう人もいます。豆乳を飲めばそれらを
改善する効果も期待できて、セロトニンの材料にもなるので、特に女性におすすめです!

そもそもあがり症になりやすい性格とは?

あがり症になりやすい人には性格に共通している部分がいくつかあります。
しかし、この共通点があるからと言って確実にあがり症とは限りません。

生まれつき消極的・内向的、人目を気にする、自分に自信がない、思い込みが強い、周りの人を
見下していて「こんなところで恥をかくのは絶対に嫌だ」と思っている、休みの日も学校や会社
のことを考えてしまって気が休まらないなど。

とくに休みの日に気分転換をできない人は、ストレスがどんどんたまる一方です。
ですのでストレスを解消するためには、毎日ストレッチを習慣にしましょう。
朝起きてすぐ、昼休み、帰宅後すぐ、夜寝る前などに思いっきり伸びをしたり、肩を回したり、
屈伸運動をしたりして、体のコリをほぐしてください。

こうした性格の人は、あがり症(社交不安障害)の人によく見られるこのような症状に悩まされ
やすいです。

人目があるところで文字を書こうとすると手が震える、人と一緒に食事ができない、人前で話す
時に緊張で具合が悪くなる、怖くて電話に出られない、目上の人が苦手、人と1対1になるのが苦手、
人の集まりに加わるのが怖い、自宅以外のトイレは使えないなど。

人と話をするだけで緊張してしまう人の意識の替え方

人と話をするだけで緊張してしまう場合は、意識の替え方を知って少しづつ実践していきましょう。
まず人と会話をするのは、どんな目的があるのかを考えていきます。

例えばあなたが人に頼みごとをするときは、人を動かすことが目的です。
「資料をコピーしてもらえますか?」「今後の週末、一緒に映画に行かない?」など、相手に動い
てもらうために話をします。

また他には相手を知るために話をすることもあります。
「好きなアイドルは誰ですか?」「土曜日にランチに行きたいけど、あいてる?」などです。
これは相手を知ることで自分が安心するために、知りたいという願望が生まれています。

これらの2つのコミュニケーションをスムーズにするためには、自分のことを話す必要があります。
自分のことを言わない人には、自分のことを話したくないと誰でも思うからです。
でも話をするのが苦手な人は、自分の話ばかりしてしまったり、相手を動かすことばかり言って
しまったりして、相手が困惑してしまうのです。

だから2つの目的とそのフォローを、バランスよく話すことを心がけましょう。

緊張すると背中が丸まる理由を知れば丸まらない

緊張すると背中が丸まってしまう人が多いですが、それは心臓を守るためです。
緊張や不安を感じると、命の危険を脳が本能的にキャッチして心臓を守ろうとするのです。

背中が丸まり、肩が内側に入れば、攻撃を受けても心臓を守ることができます。
ですので、緊張をしたら「命の危険を脳が感知して、心臓を守ろうとしてるけど攻撃は受けない」
と冷静に考えてください。すると意識的に背筋を伸ばせるので、猫背が治ります。

また緊張していると無表情になることが多いですが、意識的に口角をあげて、目じりを下げると
微笑んでいる顔になるので、作り笑顔からでいいからはじめてみましょう。徐々に自然に笑えるよう
になります。

また人と話をするときに緊張して目を見れない場合は、最初に手元を見て、肩や首回りをみて、
最後に顔を見るというように無理のない範囲で少しづつ視線をあげていきましょう。どうしても
顔を見れない場合は見なくても大丈夫です。会話でメインなのは会話そのものなので、無表情でも
目を合わせられなくても、あなたの話が相手に伝わった時点で会話は成功です。

Q1緊張を抑える薬はないって本当ですか?

A:緊張をすると一口に言っても、さまざまなシチュエーションがあります。
また緊張する原因も人それぞれ違うので、その原因を解消しない限り緊張はしてしまいます。

緊張を薬で抑えると、いつまでたっても緊張しやすい体質そのものが変わらないのでなんの解決にも
なりません。ですので、専門家監修のテキストなどで物事の考え方の偏りから改善しましょう。

Q2高所恐怖症の人が登山するときに緊張を抑える薬を飲むのはよくない?

A:登山は何が起こるかわからないので、普段しないことはできるだけしないほうがいいでしょう。
緊張を抑える薬には市販薬でも処方薬でも、副作用があります。

登山中にめまいや吐き気などの副作用がでて途中で登れなくなると大変なので、まずは低い山から
上って少しづつ高所恐怖症を克服していった方が安全だと思います。

Q3緊張を抑える薬以外の方法は何がありますか?

A:プライベートで学校や会社などよりももっとプレッシャーのかかることを一度でも経験すると、
平気になるという荒療治もありますが、無理なくできる方法はコツコツ準備や練習をすることです。

そして、無理のない範囲で苦手な人に挨拶をしたり、話しかけたりして聴衆の中の敵を減らしていき
ましょう。そうすることで人前に出ても緊張することが減りますよ。

Q4緊張を抑える薬の中で一番効果が期待できるものはなんですか?

A:即効性がある抗不安薬のデパスやレキソタンなどは、強い効果が期待できるといわれています。
しかし、薬の効果の強さは副作用の強さとも比例します。

ですので、吐き気や頭痛、めまいなどの副作用も強く出てしまい体調不良になる可能性があります。
副作用の心配がなく、強い効果が期待できるのは、地道に準備と練習をすること、そして自分の
コンプレックスをひとつひとつ解消していくことです。自信を持てば緊張や不安にも強くなれるの
で、自信がないところをリストアップして、ひとつひとつ解消していってください。

もしあなたが薬を使ってあがり症を改善する場合は、薬以外の方法も並行して行ってください。
人と話をするのが苦手という場合は、自分から挨拶をする習慣を持ちましょう。
人前で話をするのが苦手という場合は、普段から大き目の声で話をしたり、いろいろな人に声を
かけたりして、人とのコミュニケーションをする機会を無理のない程度に増やしていってください。

いきなり性格を変えるのは無理ですが、マイナーチェンジを繰り返していけば必ずあがり症を改善
することができます。

緊張しやすい人は自己否定の感情が強いので、自分で自分を厳しく評価しています。
そしてその厳しい評価をほかの人もしていると誤解しています。でもみんなはあなたのことをそこ
まで細かく見ていません。ですので、欠点があっても「誰も気が付いてないだろう」と安心して、
人前に立ってください。

-あがり症対策

Copyright© あがり症を克服した方法は薬でもセミナーでもなく , 2018 All Rights Reserved.