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緊張しやすい

恐怖の条件付けの仕組みを理解すれば不安は抑えられる

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人ならだれでも怖いものはありますが、その恐怖が異常なほど強くなってしまうと生活に支障が
出てしまいます。例えば恐怖の対象が電車だと会社や学校を続けられなくなってしまうし、恐怖
の対象が同世代だと、外出して同世代を発見するたびに、怖くなり引きこもりになってしまいます。

この状態が悪化すると外出することそのものが困難になり、引きこもりになってしまいます。
進学や就職に大きな影響が出てしまうので、思い描いたような人生を送れない可能性もあります。
ですから、はやめに恐怖を克服しておく必要があります。

恐怖には条件付けがあり、そのしくみを理解すると、克服しやすくなります。
また私の場合はあがり症で人前が恐怖の対象だったのですが、専門家監修のテキストで改善すること
ができました。そうしたテキストからヒントをもらうのも、一つの方法です。

恐怖の条件付けとは?

恐怖を感じるものは、人それぞれ違います。
ですので恐怖を感じるものがあること、そのものは悪いことではありません。

ただその恐怖が強すぎると、さまざまなことに障害が出てきます。
ですので、恐怖をある程度は克服していきましょう。

恐怖条件付けについて調べてみると、ふつうにしている分には恐怖を感じないレベルの音や光が
誰でも恐怖を感じる刺激や痛みなどと組み合わさることで、ふつうは恐怖を感じないレベルの音や
光だけで強い恐怖を感じてしまうことをいいます。

これは人間や動物に生まれつき備わっている学習反応というもので、これがあるから危険な場所や
場面を避けることができます。学習反応自体がなくなってしまうと、けがをしたり、病気になった
りしてしまうので、危険です。

恐怖心を克服するためには、ふつうでは恐怖を感じないレベルの刺激と一緒に実際に体験した恐怖を
克服する必要があります。

恐怖の条件付けはトラウマと共通している

恐怖条件付けは、トラウマと共通しています。
トラウマもまた、過去にあったショックな出来事を関連する音や光、匂いなどで思い出すからです。

例えば小学校時代にいじめを受けていた人はランドセルを連想する赤と黒の組み合わせ、黄色い帽子
や傘を連想する黄色、リコーダー、ワックスの匂いなどが苦手な傾向にあります。学校のことを想い
出すようなものが視界に入るのが嫌なのです。

これも恐怖条件付けと共通していますね。ふつうなら何でもない色や匂いなどで、過去のショック
だった出来事を思い出しているのです。

恐怖条件付けの克服方法

恐怖条件付けを克服するために行われている恐怖条件付け学習は、動物などで効果が証明されています。
その方法はとても単純ですが、あるデメリットがあります。

恐怖条件付け学習の方法は、ふつうなら恐怖を感じない色や匂い、音、光などが過去に経験した恐怖
とは別ものであることを、体に理解させることをいいます。

普通なら恐怖を感じない色や匂い、音を条件恐怖といい、実際に恐怖を感じた体験や刺激を無条件
刺激といいますが、条件恐怖を感じたからと言って無条件刺激が来るとは限らないと冷静に分かれば、
条件恐怖と遭遇しても平常心でいられます。

これは消去学習といいます。でもこれを行うためには、恐怖を感じて困っている人を何度も条件
恐怖にさらさないといけなくなります。関係ないと消去学習ができればいいのですが、できるまで
はとても強いストレスを受けることになるので、私はおすすめできません。

トラウマになっていることに関連していることと、何度も何度も対峙するのは辛いですよね?
もっとストレスの少ない方法で恐怖心を克服したほうがいいと、個人的に思います。

恐怖の条件付けは人間に大きな影響を与える

トラウマという言葉がありますが、一度恐怖の条件付けが行われるとなかなかそれを取り除くことが
できなくなってしまいます。

アメリカで昔行われた実験で、アルバート坊やの実験というものがありました。

アルバートという生後11ヶ月の赤ちゃんに白いネズミを見せて、それを触ろうとしたときに鉄をハン
マーで叩いて大きな音を出すということを繰り返していると、だんだん白いネズミだけではなく、
白いネズミに似た、うさぎ、雪の塊、毛皮のコート、サンタクローズの付け髭なども怖がるように
なったといいます。

これが恐怖の条件付けの言葉の由来になっていますが、幼少期にインプットされた恐怖の条件付け
のほうが恐怖心が強くインプットされるので、トラウマになりやすいのです。

でもトラウマは大人になってからでもできるものですし、対人恐怖症やあがり症なども30歳を過ぎた
大人でも発症することはあります。ですので、「自分はもう大人だから、強い恐怖心を抱くことは
ない」と油断できないのです。

トラウマが思い出しただけで恐怖を感じる理由

恐怖条件付けに共通しているトラウマは、実際にトラウマに関連するものや匂い、音がなくても
思い出しただけで恐怖心がよみがえってしまうことがあります。

これは恐怖の条件付けではなく、ノルアドレナリン受容体による身体反応です。
ある研究チームの実験で、偏桃体ニューロンを人工的に活性化しながら、ノルアドレナリン受容体も
活性化したところ、恐怖の記憶が作られたといいます。

偏桃体とは脳の高等脊椎動物の側頭葉内側の奥に存在する器官のことで、情報反応の処理や記憶に
関する重要な役割を持っています。ニューロンとは神経を作っている細胞のことで、刺激を受ける
と活性化して、それを別の細胞に伝達するという性質をもっています。

つまり実際にトラウマに関連するものや場面に触れていなくても、思い出したときに緊張や不安を
感じたときに感情に働きかけるノルアドレナリンが活性化すると、恐怖心が働いてしまうという
ことです。

でも偏桃体ニューロンだけに人工的に刺激を与えて、ノルアドレナリンに刺激を与えなければ恐怖心
を引き起こすことはありません。つまり、トラウマや条件恐怖を思い出したり、直面したりしても、
ノルアドレナリンの状態が正常なら、恐怖心は起こらないということです。

ノルアドレナリンを抑える方法

ノルアドレナリンは悲しいとき、不安なとき、恐怖を感じたときに活性化する脳内伝達物質です。
これを抑えるためには、セロトニンという脳内伝達物質を増やすといいといわれています。

セロトニンはリラックスしたり、快楽を感じたときに分泌されるといわれています。
ですので、恐怖条件付けを克服するためには、楽しいこと、リラックスできること、好きなことを
どんどんやるといいのです。

条件恐怖のある環境に何度も行って、必死に耐えて恐怖心を克服するよりも、楽しいことやリラッ
クスできること、好きなことをたくさんやって脳内にセロトニンを増やし、ノルアドレナリンを
落ち着かせた方が私はストレスなく恐怖心を克服することができると思います。

恐怖心が強ければ強いほど、「並大抵のことでは治らないから、辛い治療でも我慢しないと」と
思ってしまいがちですが、あなたのストレスを減らすための対処法なのでストレスが少ない方法を
選んだ方がいいでしょう。

セロトニンを増やす方法

セロトニンは太陽の光を浴びて、適度に運動をするといいといわれています。
またセロトニンの材料になるトリプトファンを食べ物から摂取するといいですよ。

トリプトファンは肉類、魚類、大豆食品、乳製品などに多く含まれていて、身近な食品からとること
ができます。ときに豆乳には美肌や健康効果、抜け毛予防の効果も期待できるし、さらには肥満予防、
アレルギー症状を抑える効果なども期待できます。

恐怖心が強いとストレスを感じることが多いので、頭皮まで栄養が行かず薄毛になってしまったり、
乾燥肌になって肌トラブルが絶えなかったりしますが、豆乳である程度は挽回できるかもしれません。

恐怖心を病院の薬で改善することは難しい

恐怖心が強いと医師に診断してもらい、薬で治そうとする傾向にあります。
間違いではありませんが、残念ながら薬の効果は大きくありません。

私も以前ひどいあがり症で人前に出ると倒れてしまうんではないかと思うくらいの心臓のドキドキ
と発汗で大変なことになっていました。それで「これは病院で薬をもらわないとだめだろう」と思
い、心療内科に通ってSSRIという種類の薬をもらっていた時期があります。

でも効果がなく、ほかの人はどうなのか気になって口コミを調べてみると、「効果があったのか
緊張の度合いが減ったと思う」というようなあいまいなものが多かったです。劇的な効果は期待
できないので、私は病院の薬は辞めたほうがいいと思います。

SSRIはセロトニンの再取り込みを阻害するといわれているので、脳内のセロトニンの量が減るのを
防いでくれると思っていたのですが、私はSSRIを飲む前と変わらないくらい不安になることが多かっ
たです。

SSRIは勝手に辞めることができない

SSRIは脳内でセロトニンの再取り込みを阻害するといわれていますが、実際にはあまり効果がない
という口コミが一定数あります。

しかもSSRIは飲むのをやめるときに勝手に辞めることができない薬です。
私も医師に「計画的に時間をかけて減らしていきましょう」と言われました。そういえば飲みはじめ
も徐々に量を増やしていったので、飲み終わりもゆっくり飲む量を減らしていかないと副作用が出て
しまうのです。

口コミには「SSRIが効かないし、経済的につらくなってきたから自己判断で辞めたら、吐き気とめま
いで仕事にいけない」と書かれていました。ほかにも耳鳴り、皮膚のピリピリ感などの副作用が報告
されているそうなので、医師の指示に従って辞めていきましょう。

だいたい1~2週間ごとに飲む量を1錠づつ減らしていくので、1~2ヶ月で飲み終われることが多いです。
でも医師によっては薬をたくさん売って儲けたいからと、なかなか辞めさせてくれない場合もあります。
そういう場合はセカンドオピニオンを希望して、別の病院で辞めさせてもらいましょう。

とくに精神疾患を発症することが多い思春期は、まだ体も脳も未発達なのでSSRIなどの脳に影響を
与える薬を飲むことは、最新の注意が必要です。ふつうの心療内科ではなく、未成年を専門に診察
している心療内科を受診したほうがいいと、個人的に思います。

成人の副作用のリスクと未成年の副作用のリスクは違うので、そうした未成年ならではの専門知識
がある医師に診察をしてもらったほうがいいでしょう。また病院によっては未成年の心療内科の
受診を断っているところもあるので、サイトで調べて予約してから行きましょう。

腸内環境を改善すれば恐怖心が減る

人の精神状態を左右しているのは、脳です。
しかし体には第二の脳と言われている部分があります。

それは大腸です。大腸は脳と似た物質が多く存在することから、精神面に大きく影響を与えています。
緊張するとお腹が痛くなったり、吐き気がしたりするのはこのためですね。
ですので大腸の環境を整えることで精神面も整い、条件恐怖に対峙しても平常心でいやすくなります。

大腸の環境を整えるためには、朝食を工夫する必要があります。人の体は寝ている間に消化器官を
集中的に働かせて朝に排便できる準備をしておきます。午前中に排便ができないと、大腸に悪玉菌が
増え、悪性ガスが発生し、便秘や下痢になりやすくなります。

ですので朝食は水分を多くとる、食べ物の排泄を手伝う酵素を多く含んだ果物・野菜を少量摂る、
排便しやすいようにストレッチをして、毎日決まった時間にトイレに行くなどの習慣を持ってください。
朝食はたくさん食べたほうがいいという説もありますが、たくさん食べるとそれだけは排泄にエネル
ギーを回せなくなりますし、体も重くなります。

また食べ物の消化に集中するので、眠くなったり、やる気が起きなくなります。少量の食物由来の
食品を生で食べれば体もおもくならないし、食品から水分補給ができるのでおすすめです。

恐怖の条件付けがエスカレートすると…

恐怖条件付けで、以前恐怖を感じたときと同じ匂いや音、光などに異常に恐怖心を感じてしまう場合、
どんどんエスカレートして日常生活が送れなくなる場合もあります。

ひとつの物事に関連する要素は、とても多いです。例えば「電車で痴漢にあった」という場合は、
電車、駅、長椅子、スーツ、制服、人ごみ、つり革、乗り物、大きな窓、アナウンスなどさま
ざまな要素に恐怖を感じてしまう可能性があります。

これがエスカレートしてショッピングモールでの人ごみ、大きな窓、アナウンスなどとリンクして
しまい、リンクする場所が徐々に増えていって、外出できなくなる可能性もあります。そうなると、
対人恐怖症という「人からみて不自然に思われないか、変に観られないか」という二次不安が発生し、
さらに外出しにくくなります。

これを克服するためには自分磨きをして、自信を少しづつつけるしかありません。

Q1恐怖条件付けがされない人はサイコパスって本当ですか?

A:一般的に人は恐怖を感じたときに観たものや聞いた音、光などに恐怖をしばらく感じるといわれて
います。恐怖条件付けは普通の人に、誰にでも出る反応なのです。

しかし実験で恐怖条件付けをしようとしても、何の反応も示さない人もいます。この場合はサイコ
パスであるという意見もありますが、発達障害や精神疾患の可能性もあります。ですので、一概には
サイコパスとはいえません。

Q2食べ物を見ると気持ち悪くなってしまうのですが、これも恐怖条件付けですか?

A:恐怖を感じたときに食事をしていた、食べものが視界に入る場所にあったなどの理由で拒食症に
なってしまう人もいます。これも恐怖条件付けです。

この場合は生死にかかわることなので、早めに治療をしたほうがいいでしょう。でも無理をして
食べようとすると余計に食べ物を受け付けなくなってしまうので、まずは食べられるものを探し、
それと似た食べ物を食べられるようにして言って、少しづつ食べられる食品の種類を増やして
いってください。

Q3恐怖条件付けは人生経験に乏しいから起こる?

A:条件恐怖を克服できないのは、もっとつらい経験をしたことがないからという意見もあります。
確かに今持っている恐怖の対象よりも、さらに大きな恐怖の対象ができればそれに対する恐怖は消え
ます。

しかし、そうした克服法は新しい恐怖を生んでしまうので、コツコツ自信を付けて少しづつ克服して
行った方がいいと私は思います。

Q4恐怖条件付けを克服する具体的な方法は?

A:様々な方法がありますが、心療内科の薬は効果がないという人も多いです。
私はひどいあがり症を克服できたので、専門家監修のテキストがおすすめです。

あがり症は精神疾患なのですが、それを性格の問題と誤解している人は多いです。それと同じで恐怖
やトラウマを感じるものがあることも、性格の問題と誤解している人が多いです。テキストで誤解を
解き、実践的な対策を知って、少しづつ改善していきましょう。

恐怖心がない人はいませんが、あまりに強すぎると日常生活に支障が出てしまったり、思うように
人生を進められなくなってしまいます。またいざという時に、恐怖心が邪魔をして正しい対処が
出来なくなってしまうこともあります。

苦手なもの、怖いことがあるのは人間なら当たり前ですが、少しづつ解消していけるともっと生き
やすくなるので、テキストを参考にしたり、トラウマを克服した人の体験談などを参考にしたりして
無理のないペースで恐怖心を少なくしていきましょう。

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